港北区地域子育て支援拠点どろっぷ活動記録
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未曾有の大地震に配慮して、太尾ささえあい祭りは中止となりました。
いくら「福祉のお祭り」とはいえ、このような状況下で、自分たちの地域だけはお祭りをしていられない・・・・という判断を連合町内会が下され、中止となりました。どろっぷとしても、個人的にも、的確な決断であったな、と思っています。
いろいろと準備やお手伝いをしてくださった方、手伝いに行くよ〜と名乗りをあげてくださっていたパパやボランティアの皆さん、前日まで「開催します」と案内していたので、わざわざ足を運んでくださった方・・・本当にご迷惑をおかけしました。
お祭りは中止として、仕入れ済みの食材もあり、もち米も前日から水に浸していたので、このまま処分するのももったいないということで、原価で食材を販売し、餅つきだけは行いました。
どろっぷの焼き芋は、焼かないでそのまま原価で販売させていただき、一部ですが売り上げを義援金としてお渡ししました。
急遽中止になったわけですが、誰彼ともなく「昨日は大丈夫だった?」「家族や親戚は?」「あなたは●●県の出身だよね、連絡とれた?」「どろっぷに電話がかからなかったけれど大丈夫だったか?」「どろっぷに来ていた親子さんに怪我はなかった?」「さぞかし怖かったでしょうね」「パパは帰ってこられたの?」・・・・・・と、その場に集った地域にお住まいの人同士で、みんなでお互いいのことを案じて、いろいろ話せる場となりました。
自分の経験を話し聞ける場があることの大切さ、お互いのことを思い合う気持ち、、、、、とかく「地縁の薄さ」ばかり強調されることがありますが、そんなことはない、みんな温かい!と痛感。お祭りは中止になっても、感じたことや得たものは多い場になったと思いました。
どろっぷも通常通り開館していました。
こういう時だから外出しては危ない・・・という意見も考えもある一方、パパが帰って来られなかったり、仕事だったりで、ママと子どもだけで過ごすのは、不安だ・・・という声もありました
お互いの安否を気遣う人、昨日は大丈夫でしたか?と会員の方からスタッフがねぎらいの言葉をいただいたり、里帰り出産で東北地方に帰っているママ友を気遣ってメールで連絡があったよと教えていただいたり、遠くドイツに転勤で引っ越した方から心配している〜と連絡があったと教えてくれる人がいたり・・・・本当に、みんな不安ながらもお互いのことを気にかけているんだなぁ〜と、胸がいっぱいになってきます。
まだ各地で余震が続いています。不安なことは多いでしょう。また被災地の映像を見るにつけ、どんな思いでいまこの時を過ごされているのだろううと、胸がしめつけられるような気持ち、何もできない無力感すら感じてしまいます。
でも、こういう時だからこそ、自分に、私たちに出来ること、子育て中の家庭だから出来ること・・・・があるはず!
みんなで一緒に、この大災害を通して、いろいろと考えたり、提案したり、発信していけたらいいなぁ〜と思っています。
さて、1枚だけですが、お餅つきの光景です。
町内会の方はペッタンペッタンとお餅を搗く中、興味深げにじーっとその様子を眺めていたのはKくん。その真剣なまなざしは「僕だって大きくなったらやるぞ!」とでも言っているかのようでした。そのあと、搗きあがったお餅を手にしてニッコリ嬉しそうに笑っていて・・・・その笑顔を見ていたら思わず私も笑顔になってしまいました。そうだ、昨日の大地震から緊張していたせいか、笑顔もちょっと滞りがちだったけれど・・・・Kくんからの笑顔のお裾分けだなぁ、子どもの笑顔って勇気や温かさを運んでくれるなぁ・・・・と、またまた子どもからパワーをもらってしまったスタッフでした。
時間はかかるだろうけれど、きっと北にいる子どもたちも笑顔になれるはず、なってほしい・・・と、横浜から、願っています。
なお、どろっぷから最寄の避難場所は太尾小学校となります。ご自宅の周りの避難場所や、家族で待ち合わせ場所などの確認をしておくとよいかと思います。