港北区地域子育て支援拠点どろっぷ活動記録
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今日1月19日は阪神・淡路大震災が起きた日です。
もう19年が経ちましたが、まだあの日のことは鮮明に覚えています。
テレビに映し出された映像はあまりにショッキングで、これは本当に起こっていることなの?と信じられないような、信じたくないような気持ちにすらなりましたが、次々に伝えられる被災状況には、戦慄と恐怖と深い悲しみを感じて、無力感に浸っていたことがついこの間のような気がしています。
3年前の3月11日、東日本大震災が発災した日には、ここ横浜でも震度5という大きな揺れを体感しました。
「震災はいつかは起こる」とは覚悟はしていたにしても、あまりにも大きな被害に、自然の脅威の前にはこんなにも人間は無力なのか、と以前と同じような気持ちになり、ただただ涙するばかりでした。
決して「1.19」「3.11」を忘れることはないとはいえ、日々の生活に追われて、どこか防災や減災についておざなりになることもあります。
19年経とうが、3年経とうが、被災された方にとってはいまなお辛い出来事ではあり「風化させてはいけない」「決して忘れない」と思っていても、ふと気が付くと、神戸や東北のことを思わない日もあります。
今日、大綱小学校で「石巻市門脇小学校」の前校長先生から、「3.11」の日、何が起こったのか、生徒や先生、地域の人がどうやって避難したのか、そして大震災を経験してどんなことを感じているのか・・・・というお話を伺う機会がありました。
いろいろなお話がありましたが「避難訓練は私たちの命を守るためのもの」というメッセージには、ハッとしてしまいました。
職場での避難訓練、地域での避難訓練・・・・ただ参加しているだけではなかったか、真剣にやってはいたつもりだけれど、慣れはなかっただろうか、「自分の、子どもの、家族」の「命を守る」という視点を常に持ってやっていただろうか。
「1.19」というまさにこの日、そしてあと少しで「3.11」を迎えるというこの時期に、被災地からの貴重なメッセージに触れ、改めて「命を守る」ということの大切さ、それに向けて私たちはどう準備し、いざという時にどう動かなくてはならないのか・・・を見つめなおすことができたように思います。
さて、どろっぷでは昨年4月から「被災地から横浜市に移られてきた子育て家庭の方に向けての居場所〜ほっとサロン@よこはま」を月に1回開催しており、明日1月18日(土)午後にも開催されます。
少人数の安心できる空間で、震災後のいろいろな出来事や気持ちをゆっくり話せて、子育て中の仲間とも過ごせる場です。
東北各県から横浜に一時避難されている方
定住を決意された方
故郷に戻られる方
ご実家が東北にある方
東北にご親戚や友人がいらして縁のある方
直接的なつながりはなくても「東北」について思いをお持ちの方
それぞれの「今」と「これから」を一緒に考えていきませんか。おいしいお茶を用意してお待ちしています。どうぞお気軽にお出かけ下さい。
詳細チラシはこちらからどうぞ。
「避難訓練」については、どろっぷでも月に1回開催しています。子どもと一緒に参加できるので、希望される方はスタッフに開催日時を確認してご参加ください。
「命を守る」ということは「未来につながる」ということ。
「自分の、子どもの、家族」の「命・未来」をどう守っていくのか。
一人では大きくて重たくて抱えきれないことかもしれないけれど、だったら、一緒に考えていきましょう、一緒に守っていきましょう。
そうすることが、被災地の、被災された方の気持ちや思いを無駄にしないことにもつながることだと信じています。